ご無沙汰しております。

第51回通関士試験を本日受験してきました。
2度目の挑戦でした。
今日は、2年目の学習で見えたことをまとめます。
今後受験される方の参考になれば幸いです。

2度目の試験手ごたえ

まさかの通関業法でしくじりました。
逆に実務試験は超難関ではなかったように思います。
2度目の挑戦は業法以外は合格ライン超え、まさかの業法でちょいと足りずで不合格でした。

使った教材について

2016年はユーキャンを自分で買いました。また幸運なことにLECの速習講座を譲っていただけました。
2017年は日本関税協会の通信講座を受講しました。

どの教材がおすすめか、と聞かれたら「関税協会の通信講座」と即答します。
クレアールやTACの教材を見たこともないので、あくまでも個人的な意見です。

関税協会通信講座の良い点
1.価格が安い
2.受験生にとってマストの教材がすべてそろっている
3.7回提出する課題がしっかりしている

試験の最大難関である実務試験は「ゼロからの申告書」というテキストが必須と言えます。
この通信講座では補強教材をして自動的に5月くらいに配送されてきます。
講座費用は5万程度。そこに15000円近くの無償図書がついているのでお得なのです。

関税協会通信講座の悪い点
1.講座スタート時期が4月からで遅い
2.テキスト等のレイアウトが見にくい
3.テキストの誤植が多い、訂正の情報展開が遅い
4.特別答練での講師による講義の質が低すぎる

悪い点の数が多いですね(笑)
4月始まりの講座なので、相当なスピードでこなさないとついていけません。
協会がいうには合格レベルの人は500時間は学習、としています。
4月から学習開始するとなると1日2.7時間やらないとという計算です。
これってものすごく大変です。
あのヒアリングマラソンが1日3時間英語のシャワーですよ‼?
それと同じくらい時間をこなせと言っているわけです、大変さが伝わりますかね。
ヒアマラがながら聞きを含めの3時間ですが、協会講座は机にかじりついての2.7時間です。
4月スタートでは普通間に合わないって(笑)

悪口ばっかり書いてますが、質と量ともに信頼のおける教材です。
ちなみに誤植は以前より多いと評価されてます。

8月の特別答練は参加するべきか

実務に不安を覚える方は参加したほうがいいです。
しかし、授業を生で聞く必要はありません。

答練で配布される資料が、直前期を含めとても使える内容です。
この資料させ手に入れれば、講義は全く不要です。

それくらい講義の質は悪い…もう最悪。
テキストの内容が良い分だけに、どうしてこうもグダグダの講義をするのだろうか?とがっかりします。
2日間にわたる講義を聞き続けるのは時間の無駄です。これだけははっきり言えます。
大学で老齢の教授がボソボソ一方的にしゃべっている…そんなイメージですわ。
ね、聞くだけ時間が無駄な感じしませんか?

申告書問題はどうする?

「ゼロからの申告書」を繰り返しやるのが基本です。
ゼロ申を全部スラスラ解けるようになってから、過去問を3年さかのぼるといいと思います。
それ以上さかのぼると簡単すぎて練習になりません。

輸入の価格計算は捨てた!という人は品目探しの練習を頑張りましょう。
そのためには、過去問でHSコード選びだけやるのがいいと言われました。
協会講座のテキストで品目一覧があるので、学習初期に類注を含め一通り読んだほうがいいです。
類注のひっかけで正しいコードが選べないのがネックになります。
そのための対策で類注を読むことへの拒否反応がでないように対策をしたほうがいいですね。

輸入ができれば輸出はできるので、輸入だけやってもいいかもです。

(追記)
Invoiceページをコピーして何度も解きました。
追い込み時期は、食品系だけやるとか、11-15問目を一気に解くとかもやりました。
最初は1時間近く取り組んでも分からなかったです。でも最後は1問15分程度でやれるようになりました。

計算問題はどうする?

協会配布の「計算ドリル」と特別答練配布の資料を繰り返しやりました。
これをすることで計算問題にはかなりの自信がつきます。

語群選択問題はどうする?

通関業法は特にこの語群選択で満点とればなんとかなります。
この語群選択対策だけは協会配布の教材が使いづらいようです。

↓この本を使っている人を結構見かけました。

2017年版 どこでもできる通関士選択式徹底対策

穴埋めはこの本から出る!と強くおすすめされている方もいました。

(追記)
語群選択の過去問だけを音読してそれを録音。通勤時に流して耳学習をしました。
これ結構よかったですよ。

模試は受けるべきか?

8月下旬の関税協会主催の全国模試だけで十分だと思います。
今年はありがたいことにLEC TAC 連合協会、ヒューマン、オンライン模試とすべて?の模試をコピーにて手に入れました。
実務だけ解きましたが、やっぱり関税協会の全国模試が一番本試験に近いと確信しました。
TACはわざと難しくして奇問な印象が強かったです。
他社の模試受けるくらいなら、過去問を解いたほうが何倍もよいです。

ただし試験会場慣れしたい方はぜひ受けてください。

3回目受験するとしたら、どうする?

関税協会の通信講座を申し込します。
誤植とかあるけど、難しさ、本試験で取れれる切り口などズバリ!という感じがしたからです。

ゼロからの申告書を1月から解いていくと思います。
↓この超難しいと言われているこれをやります。

本試験5年分を何度も繰り返しやります。
業法と関税法だけは10年分やるかも。

通関士資格が必要な人ですか? ~私が試験対策をストップする理由~

試験挑戦を決めるまえに、自分に問うてください。
本当に必要な資格ですか?ということを。

この試験は私のような生半可な気持ちで挑戦すると、時間とお金の無駄です。
資格をとってどんなメリットがあるのか?
試験勉強は短い場合は半年ですが、その期間は試験対策に集中することになります。
何かと合わせてやろう、だなんて普通の人には無理だと思います。

教材をしっかり学習した人でも不合格になっています。
3科目受験の場合の合格率は5%とも言われている試験です。
簡単には受かりません。

2~3年と長丁場になる可能性が高いです。
だからこそ本当に必要か真剣に自分の心に聞いて決断をしたほうがいいです。

転職に必要?
貿易関係の転職に通関士は必須ではありません。
年収アップ?資格手当がお気持ち程度につくケースが大半のようですよ。
単に貿易系の事務職ならば、全く必要ありません。

転職に成功しても、乙仲業界は残業多め年収低めの世界です。
お付き合いしている業者さんたちのメール返信時間を見て
私はびっくりすることが多いです。
そんな時間まで働いているの?休日出勤してるの?と。
本当にそこへ転職したいですか??

単にとってみたい、かっこよさそう…
私はこんな理由で試験勉強をスタートさせました。
2年前の自分に言ってやりたい「英語に集中しろ」と。

すべてがお金時間の無駄だったとは言いません。
テキストで学んだことで、手配ミスになりそうなことを発見できたことがあります。
単にマニュアル通りの作業の意味が理解できました。
他部署からの問い合わせに対応できることが多くなりました。
自慢ではありませんが同じ時期に派遣された別の人に比べて、仕事の質が違うと断言できます。

それでも合格レベルに達するまでに引き続き学習をする意味がないと思いました。
流れ、意味は理解しています。
重箱の隅をつつくような問題を正解するまでに力を引き上げる必要性がないのです。
引き上げるには私の場合はあとさらに300時間は+でしょうか…。
つまりまた1年学習する必要があります。
その1年という時間が非常にもったいないと感じました。
むしろ求められている、私自身がやりたい、のが「英語力アップ」でした。

年収あがらないでしょう。
転職に必要ありません。
そんな資格試験本当に必要かどうか、受験を決める前に真剣に考えてみてください。
じゃないと私のように2年という時間を捨てることになります。

受験を決意したら、集中してください。
何かと合わせて対策を進めるなんてやめたほうがいいです。
今年は合格するのだ、と集中です。
受験者数が1000人程度のマイナー試験ですが、仲間は必ずいます。
そういった方とつながって、切磋琢磨してくださいね。

私は考え、決意が甘くて途中退場です。
この試験から逃げ出します。
それでも私の経験がこれから受ける人の役にたてばいいと思い、率直な感想をアップしました。

下の写真は学習したアイテムを山積みにしたところです。
これくらいやらんと難しいですよ。
これから受ける人、頑張れ!!